Pineスクリプト入門 2 ストラテジーを作る人に送るTrading viewの使い方

Pine Script入門

前回記事でお伝えしたプログラミング基礎はしっかり理解してもらえましたでしょうか?

Pineスクリプトを書くために必須の知識を必要最低限に絞ってお届けしましたので、まだ読んでいない方はぜひ目を通してみてください。


今回はPineスクリプトでインジケータやストラテジーを作るにあたって知っておくべき Trading view の使い方を説明していきます。

PineスクリプトがわかったのにTrading view の基本的な操作で困る、なんてことのないよう、ぜひ最後まで読んで覚えてもらえればと思います。

今回はパソコンで開いて同じようにTrading viewを操作してもらえるとより理解しやすいと思います。

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Pineエディタ

はじめにPineエディタについて見ていきます。

Pineエディタ とはTrading view内のPineスクリプトを記述する画面になります。


実際の画面で見ていきます。

まずは Trading view でチャートを開いてください。
銘柄はなんでもいいです。今回はBitflyerの FXBTCJPY のチャートを開いています。

チャートを開いたら Pineエディタ という部分(画像赤枠)を押してみてください。


押すと下からモリっと画面が出てきたと思います。

この画面がPineエディタです。
インジケータやストラテジーのコードはここに書いていきます。

右上のボタンで画面を最大化したり(赤枠右)、最小化したり(赤枠左)できます。

新規作成

では次にスクリプトを新規に作成してみましょう。


Pineエディタを開いた初期の画面にコードを書き始めても問題はありません。

しかしTrading viewが既にテンプレを用意してくれているので、慣れないうちはテンプレを書き換えていく方がわかりやすいと思います。

なので今回はそのテンプレの開き方を見ていきます。



先ほど開いたPineエディタ画面の右上にある「開く」を押してください。



「開く」を押すと赤枠のようなメニューが出てくると思います。


インジケータを作りたい場合は「新規の空のインジケーター」を、
ストラテジーを作りたい場合は「新規の空のストラテジー」を選んでもらえればテンプレが開かれます。


こちらは「新規の空のストラテジー」を開いた場合の画面です。


このコードを編集しながらストラテジーを作ります。


ちなみに先ほど「開く」を押して出てきた他のメニューについても軽く説明します。

  • ・マイスクリプト
  • ・新規デフォルト内臓スクリプト

「マイスクリプト」 は過去に自分が作ったスクリプトの一覧が出てきて、
その中のスクリプトを選択するとそのスクリプトがPineエディタで開かれます。

「新規デフォルト内臓スクリプト」はTrading viewが用意したサンプルのスクリプト一覧が開かれます。
マイスクリプトと同様に選択すればスクリプトがPineエディタで開かれるので、慣れないうちはサンプルを見て勉強するのもおすすめです。

保存

次に書いたコードを保存してみましょう。

Pineエディタの右上に「保存」というのがあるので押してみましょう。


「保存」を押すと、このようなポップアップが出てくるので、スクリプトの名前を決めて「保存」を押しましょう。


これでスクリプトの保存完了です。

保存したスクリプトを開く時は先ほど説明した「開く」->「マイスクリプト」で保存したスクリプトの一覧が出てくるのでそこから開いてください。


またPineエディタには「リビジョン」という機能があります。
これは ある保存した時点にスクリプトを戻せる という機能です。

実際に見ていきましょう。

先ほど保存したスクリプトの最後の行に改行して以下のコードを追加しました。

test := "test"

このとき上の赤枠内の数字は 1.0 です。


ここで「保存」を押してみましょう。

すると。。


先ほどは 1.0 だったところが 2.0 に変わっています。

この 2.0 を押してみると、バージョン一覧が出てきます。


この 1.0 の方を押してみます。

するとこのように test := “test” を追加する前の状態に戻ります。


このようにPineエディタでは保存するたびにその時のスクリプトの状態をバージョンとして記録していき、後から戻せるのです。

これはスクリプトを修正したけど上手く行かなかった時などにとても便利なのでぜひ活用していきましょう。

適用

それでは最後に保存したスクリプトをチャートに適用する方法を見ていきましょう。

今回もストラテジーを例に見ていきます。


Pineエディタの右上の「チャートに追加」を押してみましょう。


するとチャートにロング/ショートの位置が表示されます。

それと同時に ストラテジーテスター というものが表示されます。


ストラテジーテスターではチャートに追加したストラテジーを過去チャートに当てはめたらどんな成績になるか確認できます。

これをバックテストと言います。


それでは軽く各項目を見ていきましょう。

下の大きいグラフは縦軸が 利益額/損失額 、横軸が トレード回数 を示しています。
細かいようですがあくまで横軸は時間軸ではありません。

グラフの上の項目はこのような意味です。

  • 純利益:累計の利益額とそのパーセンテージ
  • 終了したトレードの合計:総トレード数
  • 勝率:トレード全体の勝率
  • プロフィットファクター:総利益額 / 総損失額 の割合
  • 最大ドローダウン:残高の最も大きい下落率
  • 平均トレード:トレード1回あたりの利益額とそのパーセンテージ
  • トレードでの平均バー数:トレード1回あたりの保有時間

Pineスクリプトでストラテジーを作るとチャート上に IN/OUT のマークを表示できるだけでなく、バックテストも行えるので検証せずに無駄に負けるということを減らせます。

最後に

今回は Pineスクリプト を書く前に知っておいて欲しいTrading viewの使い方について見てきました。

リビジョン やデフォルト内臓スクリプト などは知っているか知らないかで今後の理解スピードにも直結してくると思いますのでぜひ覚えておいてください。

次の記事からはいよいよPineスクリプトの内容に入っていきます。
第3回では サンプルスクリプト をみなさんと一緒に読み解いていきます。


記事としてなにか取り上げて欲しいトピックやPineスクリプトでわからないところ等ありましたら質問箱に投稿してもらえたらと思います。

匿名で聞けちゃう!けいと@独学エンジニアさんの質問箱です
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今回はここまでです。お疲れ様でした。

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